ほっかほっか通信219号(令和元年9月号)を掲載しました。
暑さ寒さも彼岸までと申しますが、皆様いかがおすごしでしょうか。
9月9日は五節句のひとつ「重陽の節句」です。重陽(ちょうよう)は古くから中国の縁起の良い数字とされた陽数(奇数)のうち、もっとも大きい「9」が重なるとてもめでたい月です。古代中国の人は、邪気を祓うグミの実を入れた袋を身につけ野山に出かけ、菊の花を浮かべたお酒を酌み交わし、お互いの長寿と無病息災を祈りました。延命長寿の霊草と信じていた菊に、長生きを願ったのです。この風習と菊は奈良時代頃に伝わり、平安時代には重陽の節句として宮中行事となり、菊花を浮かべた菊酒を飲むようになりました。また、節句の前夜に菊の花に綿をかぶせ露や香気を移した綿で体を拭き清める「被綿(キセワタ)」も生まれました。こちらも菊の長寿パターンを身に取り入れるための習わしです。このように菊の花が主役となることから、菊の節句とも呼びます。江戸時代には幕府によって祝日となり、庶民の間にも菊酒が広まりました。栗ご飯を炊いてお祝いしたり、菊の品評会を行ったりしたそうです。お酒が苦手な方や、お子さんがいるおうちでは菊の花をお風呂に浮かべて楽しむのもいいですね。食用菊をいただいてもお節句気分が盛り上がります。
セロリで疲労回復!
独特の強い香りを持ち、苦手な方も多い野菜ですが、昔から万能薬として用いられてきました。効能は疲労回復・食欲増進・不眠等々。
セロリジュースは疲労回復に
秘湯がなかなか取れない時は、セロリ・ニンジン・リンゴにはちみつを加えミキサーへ。セロリのミネラルが血行を良くするので、食欲増進・消化促進などにも効果があります。
眠れない時にはセロリ酒
セロリは不眠を防ぐ働きもあり、寝酒を作っておいてもいいかもしれません。
セロリ300g はちみつ200gをホワイトリカー1.8ℓに半月~1か月漬ける。セロリを取り出し、2~3か月そのまま保存し、飲み頃に。
寝る前に盃1杯くらいずつ飲むと安眠できます。
ハロウィンにむけてのかぼちゃのおやつ
かぼちゃ白玉だんご
【材料】
(20~25個)
・白玉粉(もち粉でも可)50g
・かぼちゃ60g(蒸した状態で)
・絹ごし豆腐60g
・砂糖 小さじ1/4
・塩 ひとつまみ
※トッピング用につぶあん
【準備】
かぼちゃを蒸してつぶす(レンジでも可)
材料を計量する
【作り方】
1.ボウルにすべての材料を入れて手で混ぜまとめていく
2.耳たぶぐらいの固さになったら棒状に伸ばしカットする。
3.1個ずつ手のひらで丸める
4.沸騰した湯に1個ずつ落とし浮いてきたら冷水にとる(約2分)
5.お皿に盛り、つぶあんをトッピングしたら完成
◆注意◆
かぼちゃによっては水分量の調節も必要になります。
絹ごし豆腐で加減してみてください。