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ほっかほっか通信令和5年 7月のご案内

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No.263

こんにちは♡

今年も暑い夏が来ましたねえ☀

暑い夏をどう過ごすか? 

今回は少し視点を変えて“妖怪やお化け”に焦点をあててみますね。

 亡くなった方が身に付けている「三角頭巾」 

亡くなった方が、冥途へ旅立つために身に付ける死装束のひとつです。

 どうして身に付ける? 考えたことがありますか?

その由来は

・閻魔大王に挨拶をする際の正装

・魔除けのため

・顔にかける白い布が変形した

・蛇のウロコを模した三角の布を付けて、死者の再生を願うため

などなど。色々な意味合いがあって、本当のところはわからないようです。

 

 仏教では、亡くなった方の魂は、閻魔大王を始めとする「大王」の元へと行き、魂の裁きを受けると考えられているそうですよ。

 天冠はその名のとおり、高貴な方が身に付ける冠👑だったとされていて、閻魔大王に失礼のないようにするためというのが、代表的な説だとか…。

 お雛様が頭に付けている冠や、能楽の衣装にも冠はありますね。

 能では、天女・女神などの高貴な人を演じる時に使っており、人を演じる時に使うんだそう。👑 

そのため「高貴な身分を示すために付けていた」という説は、理にかなっていますね。

 平安時代の陰陽師は「悪魔払い」の儀式を行う際に付けていたらしいですよ👿

明治時代まで日本は土葬が主流。ご遺体を体育座りの状態で、納めるため座った状態では、布が落ちやすいから頭に「三角頭巾」という形で、身に付けるようになったとか。

これもまた理にかなっている方法になったんですね。

興味深いのは、何故、蛇の鱗に由来して「死者の再生を願う」意味が込められていたのか⁇

古来より日本では、毒を持ち脱皮すると表面の傷が治る蛇を「死と再生の象徴」として、捉えてきたようです🐍

「鎌倉殿の13人」の名家、北条氏は三角形が連続した「三つうろこ」紋を家紋に使っていたとか…。

蛇は古くから神様の使いといわれがあるようですよ。

特に「白い蛇」は弁財天の代身と考えられていたそう🐍

 仏教では亡くなった人も、四十九日かけて死者の山や三途の川を超える旅をし、その後浄土へと辿り着き、仏様になるとか…。

そこで「浄土に向けて、巡礼に出る」ということから、死装束も旅の道中に適した格好になっていったんですね。

 宗教や地域によって違いはあるけど、故人が浄土への旅を終え、成仏できるようにと、願いが込められているんですね。

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