No.266
こんにちは♡
秋になると“虫の声”が聞こえてきますね😊
秋の代表的な“鳴きこえ” スズムシ(鈴虫)がいます。
秋の夜、草むらで「リーン リーン」と声がしています。
でも、平安時代以降の文学の世界は、ぼくたちがスズムシ(鈴虫)と呼んでいる虫は、マツムシ(松虫)と呼ばれ、マツムシ(松虫)がスズムシ(鈴虫)って呼ばれていたとか…。
どういうことだろう…😲
江戸時代の平戸藩主・松浦静山が記した随筆集「甲子夜話(かっしゃわ)」に、参考になる記述が…。
「京の都では、マツムシの色は黒い。スズムシは赤い虫を言う。東国(とうごく:今の関東地方)では違っている。どっちがどっちか、その根拠を明確にせよ」と。
どうして呼称が逆転してしまったのだろう😲
スズムシ(鈴虫)の名前の由来の「鈴の音」の変化ではないか。という説があるようです。
平安時代から江戸時代まで、鷹狩りの鷹に付ける「鈴の音」と、スズムシ(鈴虫)の鳴き声が似ていると、詠んだ歌が多くあるみたいです。
鷹に付ける鈴は、鉄製の小さいもので、音は「チリチリ」。
その音が「チンチロチン」に近いので、現代ではマツムシ(松虫)に鳴き声になっていますが、平安時代は「チンチロチン」がスズムシ(鈴虫)の鳴き声となっていたようですね。
15世紀の京・上方では「チリーン チリーン」と伸びやかな音がする、風鈴が普及して、「鈴の音」といえば風鈴の音が広まって、現代と同じスズムシ(鈴虫)の鳴き声となったみたいです。
マツムシ(松虫)の由来は?
松風(まつかぜ)と呼ばれる松林にうちつける風を、古典の世界では、うら(浦)寂しい海岸の情景を表現する際に使われ、和歌で「待つ」の掛詞に使われたとか…。
松風に例えられる鳴き声の虫。マツムシ(松虫)と呼ばれていたとか?
どこまで信じていいのでしょう😭
スズムシ(鈴虫)で鳴くのは、オスだけ。メスを惹きつけるために、2枚の羽根をこすって音をだしているそうです。
短い秋の夜。
スズムシ(鈴虫)でも、マツムシ(松虫)でも、鳴き声を堪能しながら、美味しい物を食べ、お酒を飲むのも、楽しい時間の過ごし方かもしれませんね。
ぼくの秋は、食欲へ向かう!😋 🍞 🎑団子 🍶 🍺