平成28年度防災訓練
10月5日、台風が接近し天候が危ぶまれる中ではありましたが、無事に天候に恵まれ、平成28年度の防災訓練を行うことができました。
防災訓練で行った主な内容は、
・地震によりガス漏れ、火災が発生したと想定しての訓練
・救命措置の訓練
・消火訓練
の3つでした。
1つ目の、訓練では、震度5以上の大きな地震が発生し、ガスの貯槽タンク付近でガス漏れ、火災が発生したという想定で訓練が始まりました。
災害発生連絡を受けると、各自警戒班、検知班、消火班などに分かれ、それぞれ被害を抑えるための処置を行います。
作業終了後、各班は災害対策本部に処置の結果を報告し、すべての班の報告が出そろったところで訓練終了となりました。
発煙筒や実際のガス検知器などを用いた臨場感のある訓練ができたと同時に、災害時に使う工具の状態を確認するいい機会になったと思います。
次に行ったのは主に救命措置の訓練です。
人形を用いた心臓マッサージと人工呼吸の練習、実際に倒れている人を発見した時の声のかけ方や周囲の人との連携の仕方、AEDの使い方の練習などを行いました。
心臓マッサージは意外と体力を使うので、向かい側にもう一人が待機して、いつでも交代できる状態にしておく、周囲の人に助けを求める時は、「誰か!」と言っても人の集まりが悪いことが多いので、役割ごとに指名するとよいことなどを教えていただきました。
AEDは、やるべきことをすべて音声で案内してくれるので、思っていたよりも難しくないので、有事の時には使い方を知らなくても、勇気を出して使うことが大切だとわかりました。
最後の消火訓練では、油についた炎とガスについた炎を、実際の消火器を使って消火する訓練を行いました。
どちらの炎も勢いよく燃え盛っており、とても緊張感のある中での訓練となりました。
いざ消火器を手にすると焦ってしまい手につかない、消火器の重さや噴射の勢いに驚くなど、これが訓練でよかったと思えるような内容であったと同時に、消火器を使う際の手順の確認、どこに向けて噴射するともっとも効果的かなどを教えていただき、とてもいい経験になりました。
この防災訓練で学んだことを常に頭の片隅に置いて行動し、非常用の道具の場所の確認などを定期的に行い、いざという時に正しい行動がとれるよう、被害を最小限に食い止められるようにしたいと思いました。
業務課 土屋